一筆の土地を分割して数筆の土地とする登記です。
土地分筆登記の申請には、事前に境界確定測量が必要です。

◇こんなとき◇
・土地の一部を売却したい
・相続した土地を遺産分割によって分けたい
・土地の一部を相続税として物納したい

◇分筆登記の流れ◇
【1】受託
【2】資料調査
【3】隣接地所有者へ挨拶
【4】調査測量
【5】測量結果の照合及び図面作成
【6】境界立会い（官民境界、民有地境界）
【7】境界標埋設
【8】地積測量図、登記申請書作成
【9】分筆登記申請
【10】登記完了証受領
【11】依頼者に成果引渡し

数筆の土地を１筆の土地にまとめる登記です。 なお、この登記にはいくつか合併禁止事項があります。
・地目または字（あざ）が異なる土地
・所有者の名義や持分が異なる土地
・所有権の登記以外の権利に関する登記がある土地

◇こんなとき◇
・複数の土地を１つの土地にまとめたいとき
・複数の土地を分筆しなおすために、一旦ひとつにまとめるとき

◇合筆登記の流れ◇
【1】受託
【2】書類調査
【3】現地調査
【4】申請書作成
【5】合筆登記申請
【6】登記完了証・登記識別情報受領
【7】依頼者に成果引渡し

登記簿に誤って記録されている地積を、正しい地積に修正する登記です。
土地更正登記の申請には、事前に境界確定測量が必要です。

◇こんなとき◇
・土地売却のため、地積を実測の値に更正する様に求められた
・担保設定のため、金融機関から地積の更正を求められた
・遺産相続の準備として、土地を整理しておきたい
・分筆登記の前提として必要なため

◇地積更正登記の流れ◇
【1】受託
【2】資料調査
【3】調査測量
【4】境界立会い（官民境界、民有地境界）
【5】地積測量図、登記申請書作成
【6】地積更正登記申請
【7】登記完了証受領
【8】依頼者に成果引渡し

土地の利用状況を表す地目に変更が生じた場合、登記簿の内容も同じように変更する登記です。農地（田と畑）を他の用途に変更する場合には、事前に農業委員会に届出あるいは許可が必要になります。

◇こんなとき◇
・山林や畑等だった土地に家を建てて、宅地に変更したとき
・適切な地目に変更することで、固定資産税などの軽減になるとき
・融資の条件として、現況の地目と登記上の地目を一致させたいとき

◇地目変更登記の流れ◇
【1】受託
【2】資料調査
【3】申請書作成
【4】地目変更登記申請
【5】登記完了証受領
【6】依頼者に成果引渡し